HOME > お知らせ > 5月2日現在湖南省等の状況について(鳥インフルエンザ関連情報)
鳥インフルエンザ関連情報(第33報)
(江蘇省・江西省における死亡例の発生など)
1.湖南省衛生庁は、1日、同省での新たな感染例1例を確認したことを発表しました。感染例に関する発表内容は以下の通りです。
男性、趙某、69歳、邵陽市武岡市在住、営農者。4月23日午後、原因不明の悪寒、発熱、咳があり、24~26日に武岡市一村衛生室で受診、39度~39.5度の発熱。27日に武岡市人民医院で受診、41度の発熱、「大葉性肺炎」で武岡市人民医院に入院。29日に容体が悪化、30日正午、邵陽市疾病コントロールセンターにより鳥インフルエンザA(H7N9)の感染陽性を確認、その後診断が確定。現在、病状は重く、治療中。患者は、発病前に禽類との接触歴があった。濃厚接触者は50人であり、現在までに異常は見られない。
2.湖南省の地元紙などの本2日の報道によれば、江西省から湖南省に搬送され、治療を続けていた焦某が、治療の甲斐なく、1日午前に死亡しました。
3.中国国家衛生・計画生育委員会は、1日、4月25日~5月1日の鳥インフルエンザA(H7N9)の感染等の状況を発表しました。同発表によれば、同一週間で中国本土の感染例は19例増えています。また、死亡例は計26例となっており、同1週間で3例増えています。詳細は現時点では発表されておりませんが、江蘇省で治療中の患者2名が新たに死亡した模様です。
4.これにより、中国本土における鳥インフルエンザA(H7N9)の感染者数は、上海市、安徽省、江蘇省、浙江省、北京市、河南省、山東省、江西省、福建省、湖南省の2市8省の計128名(上海33名、安徽4名、江蘇27名、浙江46名、北京2名、河南4名、山東省2名、江西省5名、福建省3名、湖南省2名)となり、そのうち、死者は27名(上海13名、安徽1名、江蘇6名、浙江6名、江西1名)となりました。
※上記感染者数には、臨床症状がなかった北京市の男児の感染例1例が含まれています。
5.かかる状況を受けて、在留邦人の方におかれては、以下の諸点にご注意願います。また、労働節の休暇が終了しましたが、同休暇期間中に中国国内では大量の人の移動があったこと、これまでの感染例に旅行・出張中に感染・発症した例があること、鳥インフルエンザA(H7N9)の潜伏期間は6日間程度とされていること等に鑑み、休暇終了後も、体調管理に特段のご注意を御願いいたします。
(1)発熱、咳などの呼吸器感染の症状が発症、特に高熱の発症や呼吸困難の症状が見られた場合は速やかに医師の診断を受けるようにお願い致します。医療機関受診の際の注意点等については、3日付で在上海日本国総領事館ホームページに掲載されている「鳥インフルエンザ関連情報<国立感染症研究所の解析結果及び医療機関受診の際の注意など>」も御参照下さい。
(2)不用意に鳥・家畜に近寄ったり触れたりせず、手洗い、うがい等を励行し、衛生管理に十分注意してください。また、十分な栄養、睡眠をとり、平素からの体調管理に気をつけてください。
(3)外出する場合には、人混みはできるだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がけてください。
(4)その他、感染地域滞在の注意事項については、外務省の海外安全ホームページ「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。
(5)また、4月26日に行われた賀来満夫東北大学大学院医学系研究科教授による講演相談会の資料が在上海日本国総領事館ホームページに掲載されております。鳥インフルエンザA(H7N9)の特徴や予防の知識などの情報が多数含まれておりますので、是非ご活用ください。
また、在上海日本国総領事館ホームページに関連情報が掲載されていますので、ご参照下さい。
2013 (C) 日本公益財団法人徳島産業振興機構上海代表処 All Rights Reserved.
沪ICP备11004261号